意外や意外美容と疲労回復に良いさやえんどう
江戸時代にヨーロッパより伝わった「さやえんどう」は、えんどう豆の仲間のうち、若いさやを食べる緑黄色野菜です。成長段階で、若いうちにつんだ「さやえんどう」、完熟前に摘んだ「グリンピース」という風に呼び名が変わり、最近では、サッポロビールがエンドウ豆のタンパクを用いて第三のビールを開発したことで、新たな食品を生み出す素材として注目を浴びております。
さやえんどうの栄養価は、生育の途中で摘み取られるため、ビタミンCや食物繊維も豊富に含まれており、他にも生体膜を守りガン細胞の増殖を抑制すると言われるβカロテンや、疲労回復にも働くビタミンB1などが、他の野菜に比べ多く含まれており、更にリジンなどのアミノ酸も豊富なので美容に良い野菜です。また料理する際は、ビタミンEの豊富な食品と一緒に調理すると、βカロテンやビタミンCとの相乗効果で抗酸化作用を高め、疲労回復に役立ちます。
(大野信一)
■きぬさやのペペロンチーノ風
材料(4人分)
絹さや150g程、ベーコン4~5枚、オリーブオイル大さじ1、鷹の爪(赤唐辛子)1/2本を刻んだもの、すり下ろしニンニク1かけ味付け調味料(マヨネーズ大さじ2、パルメザンチーズ大さじ2、粗引き塩・コショウ適量、醤油少々)
①絹さやは筋を取って大きいものは半分の斜め切りにし、塩を入れたお湯でゆでておきます。ベーコンは1㎝幅位に切ります。
②フライパンにオリーブオイルと鷹の爪を入れて、弱火で熱し、色が変わったらベーコンを入れて炒めベーコンの油が出て来たら、①のきぬさやとニンニクを入れて炒め、最後に「味付け調味料」を入れて絡めて味付けし完成です。熱々をお召し上がり下さい。
※お子様など辛い物が苦手な方、鷹の爪とオリーブオイルを入れないで、ベーコンを弱火で炒めて下さい。