四月の庭を彩る花木と草花ガーデニングのマメ知識
このコーナーは、若月郁子(わかつき・いくこ)が担当します
桜の開花に穀雨、本格的な「ガーデニングの時期」に突入です。
色とりどりの花木、草花の開花で庭が一気に華やぐ季節です。その一方で強い春風が吹いたり遅霜が降ったりと不安定な気候による被害にも注意したい季節でもあります。そこで今回は、簡単な庭の手入れと時期について紹介します。
◆パンジー・ビオラ・チューリップ・ムスカリ
パンジー・ビオラは株が旺盛に広がり、たくさんの花を咲かせます。長く楽しむためにはこまめに花がら(花が終わったもの)を摘み取ります。花がらは先端部分だけ摘み取るのではなく花茎を生え際で摘み取ります。
そして追肥をあげます。
チューリップ・ムスカリは、花を楽しんだ後に花を切り取り、お礼の肥料を施します。茎と葉は枯れるまで残しておきます。球根を太らせるために光合成をする部分でもあるからです。
◆知っておきたいガーデニングのマメ知識
桜の開花を目安に戸外での種まきも可能になります。
植え付けの場所はしっかり耕して、堆肥をすき込んでフカフカの土を作っておくと、その後の成長に格段の差が出るそうです。寒さに弱い植物は八重桜の開花を目安に植えつけるといいそうです。
ハーブや野菜苗、春植えの球根を植えるにも適した時期です。暖かくなると病害虫も発生しやすくなるので、防除しなければいけませんが、何よりも日々の観察が一番の特効薬で病気の発生原因にもなる傷んだ葉や花がらはこまめに摘み取り害虫は見つけしだい捕殺します。
アブラムシは牛乳を吹き付けるとか、虫が嫌いでつかない花などもあったりするようです。ガーデニングは、なかなか奥が深くて楽しくなりますね。