「沖縄本土復帰記念日」
親御さんの記憶の中にはまだ新しい出来事に思えるかもしれません。
1972年、昭和47年の5月15日に沖縄の施政権が27年ぶりにアメリカから返還され沖縄県が発足しました。
◆沖縄返還協定により日本に復帰
私は当時小学校2年で、全校朝会で校長先生がお話をしてくれました。頭の悪い私には、当時良く理解が出来ませんでしたが、「きっと戦争に関係してることなんだ…なんかすごいことが起きたんだ」と校長先生の話に耳を傾けていた記憶があります。
1971年に結ばれた「沖縄返還協定」によってその状況に終止符が打たれ翌年、日本に復帰したのだそうです。きっと住民は明るい希望を持ち本土復帰を待ち望んだのでしょうが、その代償は大きく、本土並みの所得水準、基地の返還を夢見た本土復帰は裏切られ、復帰しても沖縄を占有する基地はなくなりませんでしたし、相変わらず生活水準も47都道府県中いまだ下位だそうです。
◆琉球独立論?
本土復帰となる前、返還運動とは別に「琉球独立」論も叫ばれていたそうです。アメリカ支配でもなく、日本に帰るのではなく『琉球として存在していく』という論もあったそうです。
今では『沖縄』と聞くとリゾートイメージが先に立ち、ハネムーンでもまだまだ人気は高いですし、沖縄県出身のアーチストや芸能人もたくさん輩出されるようにはなりました。
私なんかが過去に起きた歴史批判などをするつもりは毛頭ありませんが、5月15日には日本の平和・安保・そして世界の平和を考えてみるのもいかがでしょうかね?
<上村>