夏バテ対策はネバネバ料理 オクラ
オクラは紀元前二世紀からエジプトで栽培され、日本へは幕末頃伝わり、食用として普及し始めたのは昭和三十年に入ってからです。今では美容と健康に良いネバネバ野菜の代表として人気ですが、当時はそのネバネバや青臭さのせいで敬遠されていたともいわれております。
オクラのネバネバの元は、食物繊維とムチンを含み、整腸作用があり、たんぱく質の吸収を助け、コレステロールの吸収を抑えてくれます。他にもネバネバは胃壁を守ってくれる作用があります。またオクラには、βカロチン、ビタミンB1、ビタミンC、ビタミンE、鉄、亜鉛、銅、マグネシウム、カルシウムなども含んでいます。
「粘度」と「固さ(歯ごたえ)」のバランスが良い、丁度良いゆで時間は、二分間位ゆでたものがネバネバが多く、固さもしっかりあります。夏バテにもオススメなネバネバ料理で、これからの暑い季節を乗り切りましょう。
■ふわふわ泡オクラ
材料(4人分)
オクラ…20本水…50ml
①オクラはガクの固い部分を取り除き、十文字に包丁を入れて、オクラ毛は塩でもんで取り除きます。
②鍋にタップリのお湯を沸かし、塩を少し入れて、オクラを2分ゆでて、氷水につけて冷やします。
③オクラを縦半分に切りスプーンで種を取り、3等分に切り水もミキサーに入れて粉砕して完成。
※ふわふわ泡オクラを、吸物に入れたり、冷奴に掛けたりして食べます。
■オクラのすり流しスープ
ふわふわ泡オクラを、だし汁でのばして、塩・醤油で味付けして冷やして完成。