秋の庶民の味方 栄養満点「秋刀魚」
秋刀魚は、江戸時代から大衆魚として親しまれている魚で、その寿命は一~二年ほどで、二年くらいで全長約四十センチになります。北太平洋に広く生息し、日本海を含む日本近海からアメリカ大陸沿岸のアラスカからメキシコまで、広い範囲を回遊する魚です。
秋刀魚にはたくさんの栄養が含まれています。 必須アミノ酸をバランスよく含んだ良質のタンパク質や鉄分・ビタミンAカルシウム・ビタミンDなどを多く含んでおり、まさに「栄養の宝庫」。さらに近年注目されております不飽和脂肪酸のDHAを豊富に含んでいるので、血液をサラサラに保ち、コレステロール値を下げ、脳細胞の働きを活発にしてくれるという、まさにミラクル食品です。
それでは、秋刀魚をより美味しく食べる蒲焼きに挑戦しましょう!
【材料(4人分)】
・大きめの秋刀魚…2本
・小麦粉…少々
・針ネギ(白髪ネギ)…少々
・蒲焼きタレ…酒2・濃口醤油3・みりん3・砂糖1~2・
薄くスライスした生姜を少々
①、秋刀魚の表面の鱗は、包丁で軽くなでるようにとって、頭とはらわたを落として、水洗いして、三枚卸しにして半分に切る。
②、秋刀魚に小麦粉をまぶしてフライパンに油を入れて焼く。
③、②に焼き色が付いたら弱火にして、蒲焼きのタレを入れて、煮詰めながら良くタレが両面にからまるようにスプーンでかけて照りが出たら火から下ろして皿に盛って、針ネギを天盛りにする。生姜も一緒に盛る。
※タレを煮詰めるとき、生姜もよく煮るようにする。
大野信一