趣向の違うスライド上映。「感動の嵐」と思いきや・・・、心温まる披露宴の話し。
披露宴でよくスライドの上映を演出として行うカップルがいらっしゃいます。そう、新郎新婦の幼い頃から現在に至るまでの思い出のスナップ写真をスクリーンに上映するというものです。
結婚式の打合わせを担当させてもらうようになって3年目、今までとは趣向の違うスライド上映を担当させて頂きました。お客様から「私たちから提案があるんだけど、おゝ乃スタッフさんから絶対却下されると思う・・・」って言われた時は、興味半分と、正直言って今までの経験からお客様が「やりたいという企画」は全体の進行を考えると、むしろやらないほうが良い・・・と思われるものばかりでしたので心配しました。
話を伺うと、出席されている皆さんの写真を出来るだけ集め、それを上映したいとのことでした。それもただ上映するのではなく、当時流行っていた奥田民生と井上陽水の「ありがとう」を歌いながらの上映。そんな使い方をするのは私も初めてでしたし、少し心配もありました。
しかし、「私たちから出席者の方々への感謝の気持ちを表したいんです!」と言われ、本当の意味での結婚披露宴を良くご理解されていることに感銘を受け、絶対成功させたいと思い、「是非やりましょう!」と私も答えました。
30枚近くある写真を1曲の中にそれも均等に収めなければならないという条件があるので、いささか緊張もありましたが、オペレーターの社員もリハーサルを何度もこなし無事1曲に30枚の写真を収めることができました。
結果は「感動の嵐!歓喜!・・・」と思いきや、お二人があまりお歌が上手ではなかったようで、感動よりも先に笑いの声が多く、ねらい通りにいったのかは疑問ですが、お二人の温かい人柄は出席者全員に伝わったご様子でした。
私も心温まる披露宴を担当させて頂き、明日からへの活力になったことは言うまでもありません。
(おゝ乃スタッフ)