海のミルク 牡蠣(かき)
「海のミルク」といわれる牡蠣は、海の幸を凝縮させた栄養豊かな食材です。ヨーロッパでは牡蠣は、単に美味しいというだけでなく、スタミナ増強の食品として古くから食されており、その栄養価は、鉄カルシウム、銅、亜鉛などのミネラル類を多く含み、ビタミンA・B1・B2・B12などのビタミン類やタウリンなども豊富に含まれているので、貧血予防・動脈硬化・肝臓病・心臓病・精力減退に効果があるといわれております。
牡蠣好きの一番の食べ方は「生食」でしょうが、牡蠣特有の香りが苦手な方は味噌風味の鍋などもいいです。牡蠣はよく洗わないとあたりやすいのでその洗い方がポイントです。牡蠣の洗い方は「大根おろし」で洗って水でサッと落とすことで汚れが一気に落ちます。
それでは私の特製牡蠣の揚げ出しなべの作り方を紹介しましょう。
大野風特製牡蠣の揚げ出しなべ(4人分)
■牡蠣20粒ほど(洗っておく)■水菜
■切り餅4個(予め1個を3等分しておく)
■大根おろし(大根1/4位の量をザルに空けておく)
■だし汁(鰹出汁6カップ ・薄口醤油0.2カップ・みりん0.5
カップ・八丁味噌0.5カップ・越後味噌少々・味の素少々)
(1)水菜を切り、塩の入った熱湯にサッとくぐらせ水で冷し、ザルにきる。
(2)だし汁を予め作って一煮立ちさせて火を止めておく。
(3)(1)と(2)を鍋に入れて火にかける。
(4)牡蠣は、油で天ぷらに揚げ、餅も油で揚げて、熱々のものを(3)に入れて、大根おろしを入れて沸騰したら火を止めて食べる。
※ポイントは、牡蠣を一旦天ぷらに上げて臭み抜きをしておき、味噌仕立ての出汁が牡蠣の天ぷら衣に絡んで味を付ける事です。牡蠣は天ぷらにすることで火が通ってるので、鍋のだし汁が沸騰したら直ぐに火を止めてください。ちょっと手間がかかりますが、だし汁の火を入れる時がポイントです。苦労しただけの旨さがありますよ。是非おためしあれ。