お兄さん、妹さん、そして弟さん、これは運命かも…
お兄さん、妹さん、そして弟さん、これは運命かも…
この仕事が天職だと思っています
初めまして、1月よりから3年ぶりに餞心亭おゝ乃のスタッフの一員として加わりました、岡村と申します。宜しくお願い申し上げます。3年ぶりにブライダルに携わらせていただくことになり嬉しかったのは、以前に担当させていただいた方のご弟妹が、おゝ乃でご結婚式を挙げていただく方が非常に多いことです。
さて、その話題からひとつご紹介させていただきます。以前、お兄さんの結婚式がきっかけで、妹さんが結婚式を挙げてくれました。妹さんは、その家にとって40年ぶりの女の子として誕生し、それはそれは家中で大喜びだったそうです。もちろん、お父様も大喜びだったそうです。
そのお父様が結婚式が近づくにつれ「オレは結婚式で泣かない」と、断言したそうです。それを聞いて、お父さんには内緒で新郎さんとそのご両親、新婦さんとそのお母さんと私は「お父さんを泣かせる会」を作りました。披露宴のどこのシーンで泣かせるかは新婦さんに一任しました。
披露宴は滞りなく進み、所処、感動のシーンがありましたが、本当にお父さんは泣かないのです…。そして、披露宴は終盤、花束贈呈になりました。新婦さんからのお手紙の朗読がりましたが、やっぱり、お父さんは泣かないのです…。ところが、ついにその時がきたのです!
花束贈呈で花束を渡したその時、新婦さんが、そっとお父様を抱きしめたのです。その瞬間、お父さんはこらえていた涙が一気に溢れて、感動のお開きとなりました。その後お客様のお見送りの際、関係者一同「作戦、大成功!」とハイタッチで大喜び!!新婦のお父さんだけ「?」って顔をしていたので種明かしをしました。新婦さんになぜ、花束贈呈の時間を選んだか、聞いたら、逃げも隠れもできないシーンにしようと思っていたそうです。
その新婦さんとは、今でもメールをやりとりしてる仲です。そのまた弟さんの結婚式もこの秋に御予約を頂いておりまして、担当させて頂く事になりました。その記念の年に戻ってこられた事に運命を感じ、この仕事が天職だと実感している今日この頃です。これから、より沢山のカップルの皆さんに喜んで頂けるよう、がんばっていきたいと思います。
(岡村 沙也佳)