今思えば時代のすごい先取りをした披露宴でした…
カラオケをしない披露宴
最近披露宴の進行にはサプライズとかゲームが欠かせない余興になっていますが、少し前まで余興といえば「カラオケ」の時期がありました。そんな頃「カラオケは全く入れない進行で披露宴はできないものでしょうか?」とお二人から相談を受けました。
お二人が、カラオケを聞くのがあまり好きではないので、自分たちの披露宴ではカラオケをしたくないとのことでした。それではそんな進行を考えましょうと、取り組みました。
ウェディングケーキは、その頃定番のお二人からゲストの方に手渡しで配ってふれあいの時間を作ったり、当時は2次会で行なわれていたビンゴゲームも取り入れたり、お二人が会場内に居られるところはあるていど形になりました。しかし、お色直しでお二人が会場から居なくなる時間をどうしようか悩んでいたのですが、そこは新郎さんが、
「私の趣味のエアロビクスを新婦がお色直ししている間、披露します。そのときはエアロビクス教室の仲間が応援に来ます」とのことでした。
当日新郎と数人の男性がレオタード姿でエアロビクスを披露されました。
そのころ女性のエアロビクスは一般的になっていましたが、男性はなかなか馴染みがないので会場内の方は目が点になっていました。
ですが、今では男性のエアロビも一般化しているようですし、披露宴の中でもカラオケは以前より少なくなってきています。今思えば時代のすごい先取りをした披露宴だったと感心します。
参考までに最近2次会では 受付で携帯電話の番号を無記名で記入してもらい、それでクジを作り、宴会中に新郎新婦よりクジを引いてもらい、その番号に携帯から電話をかけ、着信したら当りで景品をゲットできるゲームをやったりしているようです。
(石月 勇)