「おめでとう」と「ありがとう」の心を伝えたいウェディングプランナーのブログ:新潟県三条市 結婚式場 餞心亭おゝ乃
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2009年08月21日

大工さんのウエディングケーキは…!?なんと…、○○でした!!

先日、新郎さんが自営で大工さんをされているカップルの結婚式を担当させて頂きました。打合せ中も「今、現場が柏崎で…」や「上棟式が続いて…」など、なかなか大変そうなお話もたくさんお聞きしました。

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事実は小説より奇なり、こんなことってあるのでしょうか?「驚きの偶然…」

今回ご紹介するお話は、2月14日のバレンタインディに披露宴をされた方のお話しです。

当然チョコを使った演出もありましたが、バレンタインだからと言って、そこに特化したお話しではなく、お二人の数字にまつわることです。
事実は小説より奇なりと言いますが、このお二人には考えられないような偶然の出来事がありましたのでご紹介します。

過去に、お二人のお誕生日が同じ日のカップルは担当させてもらった事がありました。それも偶然の出会いなのでしょうが、今回ご紹介する方は、新郎のお誕生日が9月9日で、新婦のお誕生日が5月5日なのです。
しかも、新居の番地が1丁目1番1号101号室だそうです。

同じ数字が並ぶというのは「勘が鋭くなっている時」だということを聞いたことがありますし、縁起が良いという話も聞いたことがあります。
それにしても、これだけの数字の一致は今まで経験がなく、驚かされていました。

しかし、これだけではなく、何とお子さんの出産予定日が6月6日とのことで、これまたびっくりです。

先日、お電話で聞いてみたら、お子さんは予定日より少し早く産声を上げたそうで、母子共にお元気とのことでした。

きっと、お子さんも驚きの偶然をいつか体験するのではないかと思っていて、お子さんの成長が楽しみです。

2009年06月20日

あのシーンを見たかったなぁ…、そんな思いが湧き上がります。

 ちょうど10年前くらいに担当させて頂いたカップルだったでしょうか。打ち合わせを数回重ねたある日、打ち合わせを終えいつものように帰ろうとしている時に新郎さんだけ足取りが重いので「あれどうしたんだろう?」と思っていたら「おゝ乃スタッフさん!実は彼女に内緒で、披露宴の中で何かプレゼントを渡したいんですけど…」と言われました。「でも何を渡したら良いか分からないし、出来ればありきたりのものではなく…何か良いアイデアありませんか?」と聞かれました。私も困ってしまいましたが、足取りの重い新郎さんに新婦さんが気付き「どうしたの?」と声をかけて来られたので、その日は何気なくそのままお帰りになりました。

 後日新郎さんだけで来館され「良いかどうかは分からないけど、それだけ新婦さんを大切に想ってらっしゃるのであれば、感謝状を渡されたらどうですか?」とお話しました。「高価な物も良いのでしょうけど、お手紙は男性からはなかなか書きづらいでしょうから、感謝状のように第三者が述べるような言い方であればきっと喋りやすいでしょう?」とお話をし、新郎さんもその話に乗っていただきました。

 いよいよ披露宴当日を迎え、私もそのシーンを楽しみにしていたのですが、ちょうどそんな時に限ってアポなしで新規来館のカップルがお越しになり、私は後ろ髪を引かれる想いで新規のお客様の応対をいたしました。応対が終わった頃にはちょうど披露宴がお開きになっていて、列席者のお見送り状態でした。一緒に担当した者に「新婦さん、どんな反応だった!?」と聞いたところ「感動されて二人とも泣いてらっしゃいましたよ!」とのことだったので、ヤッター!という思いと同時に、その様子を想像する分だけそのシーンを見れなかったことにとても悔しい思いにさせられました。

 後ほど着付け室にお礼とお祝いの言葉を掛けに行ったところ泣きながら笑顔で叱ってくださった新婦さんでした。
こんなことを書いていると、そのシーンを見たかったなぁ!という思いが未だに湧き上がります。

2009年03月25日

幸せを私にもお裾分け頂いた御披露宴でしたお二人を祝福してあげたいという想いが結集!

 御披露宴を主催する立場になると、当然どこまでの間柄の方をお招きするか、ご本人と親御さんとご相談なされたと思います。どうしてもあの披露宴会場でしたいから、招待する人数を制限したいと思う意向とは、思い通りに行かない場合も当然あります。
それは「是非、結婚式に招待してほしい!」という、お二人を祝福してくださる出席者の温かいお気持ちのあらわれでしょう。

ご本人がシンシア(当館の2階にある披露宴会場)でどうしても披露宴をしたいから、親御さんに親戚を沢山呼ばないで欲しいとお願いしたそうです。しかし「お祝いしてあげたい!出席したい!」と言ってくださるご親戚に、来ないで!などと、当然、言える訳もなく、結果かなりの大人数になり、当館で一番大きい会場で御披露宴をしていただくことになりました。

そして、御披露宴の準備を進めていく上で、出席人数が多いからこそ、多くの人に披露宴に参加してもらったと思ってもらえる内容にしよう!というテーマのようなものができ、楽しく打ち合せが進んでいきました。

そして、当日!御両家とも賑やかな方が多くて、とにかくもう、笑い声の絶えない披露宴でした。これだけ賑やかな方々だと、勝手に盛り上がってくれて、打ち合せであれこれ悩まなくても良かったかも?と、ちょっと思ったくらい「賑やか」でした。

とかく人数が多いと、感動的なシーンも会場がザワついてしまいがちですが、御両家様の出席者のみなさんは、本当にお二人を祝福する為に駆けつけて下さっているお気持ちが強くて、きちんとわきまえて下さり、涙あり、笑いありで、尚かつ、まとまりのある御披露宴になりました。

御披露宴後日、御披露宴に出席されていない御近所さんに「とても良い結婚式だったみたいらねーと、近所でウワサになっているよ」と声をかけてもらったそうで「好評」の御披露宴だったようです。

沢山の方々から、お祝いしてもらえるという『幸せ』を私にもお裾分け頂いた御披露宴でした(*^^*)。

2009年02月05日

とても幸せな気分にさせられました。心の優しい新婦さんのサプライズ!

 2年前に担当させて頂いたお客様でした。打ち合わせを重ねるごとに「とても心の優しい新婦さんなんだなぁ…」と感じさせられました。
以前から新郎のお母さまには内緒にしておこうということで、結婚を機に新郎のお母様からプレゼントされた訪問着を是非披露宴で着てお披露目したいということでした。

その内容は私を含め皆さんが知っていたのですが、知らぬは新郎のお母さまのみ。普通にお色直ししたのではバレてしまうので、新郎はビールサービス、新婦はケーキサービスをしながら各テーブルへ…そのままさりげなく会場から二人はフェードアウト。あまり間を空けると不審に思われるので、急いで訪問着に着替えに向かわれました。

200902-2 上手く行くかなぁ…と心配していたのですが、司会も協力的にインタビューなどでつないでくれて、ようやく着替え終わった二人を確認し、準備が整うと司会から花束贈呈のアナウンス。そのタイミングで新郎新婦は会場内に入って来ました。その様子をハラハラしながら私もずっと見ていましたが、最初はうつむき加減のお母様でしたので、なかなか気付いてくれなかったのですが、新婦からの手紙の後半くらいのタイミングだったと思います。顔を上げた新郎のお母様は「ハッ!」とした表情を浮かべ、新婦のお母様と顔を見合わせていられました。感動されたご様子で内緒の演出は大成功!

 

もともとこの結婚式自体が、新婦家の知り合いの方からのご紹介でお申し込みを頂いたお客様でしたので、私も少なからずプレッシャーがありました。後日紹介を頂いた方から言われた言葉が「新婦のお母様がおゝ乃スタッフさんに担当してもらって良かったと言っていられましたよ
…」と伝えられた時には胸を撫で下ろす思いと、嬉しさが込み上げてきました。

私も心温まる披露宴を担当させて頂き、とても幸せな気分にさせられました。(おゝ乃スタッフ)

2008年12月01日

とにかく驚きました、おふたりの結婚が決まるまでのエピソードに… 愛は国境を越えて

 先日、日本と中国の方の結婚お披露目会を担当させていただきました。新郎さんは日本の方で、新婦さんが中国の方でした。既にお二人には3年前にご結婚され、3歳になられる娘さんがいられて、すでに家族としての生活はスタートされていました。

とにかく驚いたのは、新郎新婦おふたりの結婚が決まるまでのエピソードです。というのは新郎様が、ご両親に結婚したいとご報告された時に「子供が産まれたから結婚したい」とおっしゃったというのです。最初、その話しを伺った時、私自身耳を疑い「えっ?」という感じでした。何回か聞き返してしまったのを覚えています。子供ができたからではなく、子供が産まれたから…! できちゃった結婚でなく、産まれたから結婚は初めてでした。

新郎様のご両親の驚きようは、想像をはるかに越えるものだったでしょう。出産は新婦様の実家の中国の大連でした。新郎様は出産に合わせるように一路、中国へ。その、中国行きも、ご両親には、「オレ、ちっと、中国行ってくる」の一言だったそうです。帰国後、結婚のご報告がなされた訳です。

 さて、お披露目会当日は、新郎様は紋服姿、新婦様は水色のおひきずり、新郎様側のご両親の計らいで、新婦のお母様は、江戸妻をお召しになれらました。また、日本語を話せない新婦のご両親様の為に、新郎家様からの配慮で通訳の方をお願いしました。最初、新婦のご両親様は、通訳の方を頼んだ事をすごく遠慮されていたのですが、当日はお披露目会が盛り上がるにつれ、新婦のご両親がとてもお話ししていたそうに見受けられ、司会から通訳さんを通してインタビューをしてもらいました。案の定、特に新婦のお父様は沢山お話ししてくれて、お母様もとても喜んでくださり、通訳さんを頼んで良かったなぁと思いました。

 お披露目会は新郎様側のゲストのみでしたが、皆さん非常に楽しい方で、お酒が入ると陽気になり、新婦様のご両親へ身振り・手振りで挨拶したり、お話ししたりしていました。とても楽しい会になりました。
 ちょうど、今年は「北京オリンピック」が開催された年です。より、ご両家の仲が近くなったように思えました。末永く、お幸せに(*^0^*)

2007年04月29日

今思えば時代のすごい先取りをした披露宴でした…

カラオケをしない披露宴

 最近披露宴の進行にはサプライズとかゲームが欠かせない余興になっていますが、少し前まで余興といえば「カラオケ」の時期がありました。そんな頃「カラオケは全く入れない進行で披露宴はできないものでしょうか?」とお二人から相談を受けました。

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2007年03月31日

幸せをありがとう!

 今日は、3組の結婚披露宴がありました。
挙式の内容は、人前挙式・神前挙式が2組。
 披露宴は、それぞれ新郎新婦さんの個性に合わせた内容になっていました。
 全ての披露宴が、内容が違うわけですから、私たちスタッフも緊張します。
 新郎新婦さんの緊張とは違うけれど、何か真剣勝負を楽しんでいるような感じでもあります。
 このような個性豊かな披露宴を実現するには、プランナーがおふたりとある種のお友達的存在・先輩的存在になっているのかもしれない。時間をかけて創りあげたこの関係を、当日は新郎新婦の脇についてプロデューサーとして披露宴をバックアップします。
 もちろんサービスをするスタッフもバックアップするために…

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2007年03月22日

お兄さん、妹さん、そして弟さん、これは運命かも…

お兄さん、妹さん、そして弟さん、これは運命かも…
この仕事が天職だと思っています

 初めまして、1月よりから3年ぶりに餞心亭おゝ乃のスタッフの一員として加わりました、岡村と申します。宜しくお願い申し上げます。3年ぶりにブライダルに携わらせていただくことになり嬉しかったのは、以前に担当させていただいた方のご弟妹が、おゝ乃でご結婚式を挙げていただく方が非常に多いことです。
 さて、その話題からひとつご紹介させていただきます。以前、お兄さんの結婚式がきっかけで、妹さんが結婚式を挙げてくれました。妹さんは、その家にとって40年ぶりの女の子として誕生し、それはそれは家中で大喜びだったそうです。もちろん、お父様も大喜びだったそうです。
 そのお父様が結婚式が近づくにつれ「オレは結婚式で泣かない」と、断言したそうです。それを聞いて、お父さんには内緒で新郎さんとそのご両親、新婦さんとそのお母さんと私は「お父さんを泣かせる会」を作りました。披露宴のどこのシーンで泣かせるかは新婦さんに一任しました。
 披露宴は滞りなく進み、所処、感動のシーンがありましたが、本当にお父さんは泣かないのです…。そして、披露宴は終盤、花束贈呈になりました。新婦さんからのお手紙の朗読がりましたが、やっぱり、お父さんは泣かないのです…。ところが、ついにその時がきたのです!
花束贈呈で花束を渡したその時、新婦さんが、そっとお父様を抱きしめたのです。その瞬間、お父さんはこらえていた涙が一気に溢れて、感動のお開きとなりました。その後お客様のお見送りの際、関係者一同「作戦、大成功!」とハイタッチで大喜び!!新婦のお父さんだけ「?」って顔をしていたので種明かしをしました。新婦さんになぜ、花束贈呈の時間を選んだか、聞いたら、逃げも隠れもできないシーンにしようと思っていたそうです。
 その新婦さんとは、今でもメールをやりとりしてる仲です。そのまた弟さんの結婚式もこの秋に御予約を頂いておりまして、担当させて頂く事になりました。その記念の年に戻ってこられた事に運命を感じ、この仕事が天職だと実感している今日この頃です。これから、より沢山のカップルの皆さんに喜んで頂けるよう、がんばっていきたいと思います。

(岡村 沙也佳)

2007年02月21日

嬉しいお言葉は忘れることはありません!

一年前のことを覚えてくださっていたとは…
嬉しいお言葉は忘れることはありません!

 当館で式を挙げられるカップルに限らず、式を申し込まれるまでのプロセスには必ず一度は式場に足を運ぶものです。皆様も当然そうでしたよね。実は私は初対面の方にお話しをするのってすごく緊張するんですよ。いつも「どんなカップルだろう…、どう話したら上手く会話が繋がるだろう…」と対面するまで頭の中で色々なことを考えます。
 平成15年の春にご来館されたカップルは、新郎さんは消防署に勤務されているとのことで、お仕事柄かガッチリとした体格の好青年、新婦さんは笑顔がとても素敵なキレイで、とても優しそうな方…という印象でした。また新婦さんが終始笑顔で対応してくださったおかげか、あまり緊張せずお話をすることができました。…なんかこんな言い回しはこちらが新規来館した者みたいですね。(笑)
 話が変わるようですが、皆さんの中でも和装での最初の入場の際に“長持ち”の行列を従えての入場をなさった方もいらっしゃることと思います。実はこの新婦さん、式の一年前位に私が担当させて頂いた披露宴に新婦友人として出席されていて、行列の提灯持ちのお手伝いをしてくださった方でした。その時にたまたま私が新郎新婦の先導役をやらせて頂き、開宴前にお手伝いのご友人達に入場のリハーサルをさせて頂いた訳ですが、初めて来館された時のお話の中で「その時におゝ乃スタッフさんに説明して頂きましたよ」というお話を伺い、初めて気づきました。こんな私のことを覚えてくださっていたことが驚きでもあり、大変な喜びでもありました。今思えば緊張せずにお話ができたのもそのお話を聞いてから急に親密感が沸いてきたからでしょう。
 自分が応対させて頂き決めてくださったカップルには、「おゝ乃で挙げて良かった」と感じてもらいたい!という思いは強くなります。勿論、今回も例外ではありません。嬉しいことに後日新郎さんからお電話を頂き、当館で挙げて頂くことになりました。自作の席順表、新婦友人席には一人一人に宛てたメッセージカード、ドレス色当てクイズ等、内容満載でしたが滞りなく宴を結んだ?と思います。
結婚式を担当させて頂くと嬉しいお言葉をかけて頂くこともたくさんありますが、その時のまた違った嬉しさも忘れることはないでしょうね

(担当:おゝ乃スタッフ)

2007年01月15日

『親子二代で「君といつまでも」、感動的なシーンに涙。新郎のお父様が30年前に言ったセリフが・・・』

初めはちょっと変わった印象でした。
お二人が「結婚式をしたいのですが」とおゝ乃へ来館されました。
お話をしていくと「会場も日にちも、いつでもいいのですが…」とのこと。
見学もされずに予約をされた方は初めてでしたので、とてもビックリでした!
そんなお二人が3時間の披露宴を、いったいどうやってゲストに楽しんでもらったらいいのかを考えるのは大変だったと思います。
ですが、打ち合わせを進めていくうちに、だんだんイメージが湧いてきたようで、当日までにはステキなプランが出来上がりました。
いざ当日、前半とても良い感じで進んでいました。
お二人のご友人もとても協力的で、テーブルスナップ写真やビールの一気飲み大会などで盛り上がりました。
後半、新郎がバンドをやっているとのことで、そのご友人達とバンド演奏がありました。
曲は「君といつまでも」。
セリフの部分を新郎が言ったのですが、何とこのセリフ、偶然にも新郎のお父様も30年前の自分の結婚式で奥様に言ったんだそうです。
それをご両家代表謝辞の時、涙ぐんでお話していらっしゃいました。
心に残る良いお話で、私も感動しました。
このお二人には近々お子さんが誕生されます。そのお子さんが結婚する時にも…なんて事になったらステキだなぁ…と、秘かに思う私です。
(おゝ乃スタッフ)

2006年04月03日

メモリアルキャンドルを、毎年一目盛りずつ灯すロマンチックな七夕

 5年前の7月7日。その日はちょうど土曜日に当たり、全国的にも結婚式は多かったようです。私もその日に1件婚礼を担当させて頂きました。
  お二人からも七夕ということで「何か良いアイディアはありませんか?」と再三に渉って相談を受けました。大したことは出来ませんでしたが、思い浮かぶのは真っ先に
“笹”が思い浮かびました。ウェルカムボードならぬ“ウェルカムバンブー”として列席者の方々からメッセージを短冊に書いてもらい、笹の葉に結ぶということを行いました。
  式はガーデンテラスでの声楽人前挙式がご希望で、梅雨時ということもあり天気を心配しましたが、当日は空も晴れ渡り、さわやかな日差しが降り注ぐ中、無事執り行われました。
  新郎さんはバンド活動をなさっている方で、当日披露宴でのトリを自作の曲でしっとりと締めてくださいました。お二人にもとても喜んで頂き、その後もメールを頂いたり私を飲みに誘ってくださったりと、今でもお付き合いをさせて頂いています。
  ひょうきんな一面もある新郎さんなのですが、やはりアーティスト(?)ですから、ロマンチストな部分もお持ちなんですね。なんと言っても「すごいなぁ!」と思わせるのは、結婚式後、何があろうと毎年7月7日にはお仕事を終えてからおゝ乃に駆けつけて、思い出のガーデンテラスを眺めながらお二人で食事をなさいます。結婚式の時に差し上げたメモリアルキャンドルを持参され、毎年一目盛りずつ灯して二人だけの会食を楽しんで行かれるのです。この“はなむけ通心”が皆様のところに届く頃には7月7日は過ぎていると思いますが、今年も例外なく二人だけの会食をされる予定です。
  これを読んでくださったダンナさん方!結婚記念日を奥様に「今日は何の日!?」って聞かれて「あっ、忘れてた!」とか言っていませんか?(それは私だけ?)
たまの結婚記念日には奥様を食事にでも誘ってみては!
私が言っても、説得力ないですね(^^;)

(おゝ乃スタッフ)

2005年10月03日

初の試みの演出 「ハート型バルーン」の思い出

 餞心亭おゝ乃は型にハマらない披露宴がコンセプトでもある式場です。自分が担当するお客様には「何か新しいことがないか・・・」と毎回のように考えていました。
 5年位前のある朝、テレビで「バルーンアート」の番組をやっており、テレビ画面いっぱいに大きなバルーンが写っていました。とその時、中から女性が登場して視聴者を驚かせようという意図でした。当館でもその当時バルーンウェディングというものを手がけ始めた頃でしたたが、私自身はどうしてもバルーンを装飾するだけの演出というのがもったいないような気がしていてたので、良いヒントになりました。 その頃担当させてもらっていたお客様から「何か新しいものはないでしょうかねぇ・・・」と言われており、「バルーンを飾るのも良いんですが、割るのも面白いかなと思いまして・・・」というお話をしたら「是非!」と言って下さいました。
 しかし、一度もやったことがない試みなので、お二人のために成功させたいという反面、大きなプレッシャーにもなりました。早速バルーン業者さんに相談をし「多分大丈夫です、実験してみます」という返事をもらいましたが、心配な私は何度もしつこいくらいに念を押しました。
 当日を迎え朝から気が気じゃない私でしたが、その演出シーンは嫌でも近づいて来ます。新郎新婦がキャンドルサービスで入場し、メモリアルキャンドル点火と同時に、予め装飾の一部かのごとくメインテーブル脇に置かれた直径50㎝にもなる大型バルーンが弾け、中から40個のハート型バルーンが見事飛び出し、初の試みの演出は無事成功!
 バルーンが飛び出した瞬間は、列席者の方々から大きな歓声が上がり、私もホッと胸をなで下ろしました。お二人からも喜んで頂き、私も幸せな日となりました。
 でも今から思えば弾けた瞬間は歓声だったのではなく、音に驚いたせいかなぁ・・・。

(おゝ乃スタッフ)

2005年07月03日

「やりたいことは全てやった!」ご披露宴

 「タワーキャンドル」を演出したあるご披露宴に出席されていた新郎の先輩が、大変感動されて「素晴らしい披露宴だったいや、感動した!!」と手が砕けるんじゃないかと思う位の固い握手を交わされていました。実はこの新郎の先輩は、2ヵ月後に当館で披露宴を控えておられ「おゝ乃スタッフさん!ウチらの披露宴のヒントが掴めましたて!」と意気軒昂とお帰りになりました。熱血漢溢れる新郎さんで、その後の打ち合わせで趣向を凝らした様々な演出を考えてこられました。
 新郎新婦は、お二人とも地元のバレーボールチームに所属されておられ、新郎は主将まで務められた方です。
 まず披露宴の入場は長持ちを従えてのご入場、チームの後輩に長持ちを担いで頂きました。「○○!(後輩の方のお名前)肩に負担をかけないように左肩で担げ!」と後輩たちの黄金の右肩を気遣う一面も。
 そして乾杯酒は12月ということもあり、クリスマスカラーの緑と赤で二層に色分けしたオリジナルカクテルでの乾杯です。乾杯酒の名前もご自分たちでネーミングされた「マ・シェリ」です。
 ウェディングケーキにもこだわり、ケーキの最上段はマジパンで作られたワールドカップのマスコット「バボちゃん」が堂々とそびえ立っていました。
 また、新婦の中座中は高砂席が寂しいということで、新婦等身大のパネル写真、そして二人が居ない間は新郎が出場した春高バレーの様子を上映しました。そして余興ではバレーボールチームの後輩達を交えてパス・トス・アタック!
 お料理は満腹、演出も盛り沢山で「お二人のやりたいことは全てやった!」というご披露宴でした。お二人も満足されたご様子でしたのでとりあえず「ホッ」。私たちも、やり遂げたという達成感と無事終わったという安堵感を感じた、やり甲斐のあるご披露宴でした。

2005年04月03日

たすき掛けをした新郎、あっと驚くサプライズ演出

 私どもの社員も結婚をします。もちろん餞心亭おゝ乃で結婚式を挙げます。挙げるしかないですよねぇ(笑)
 私が入社して4年ほど経った頃、調理部の社員が結婚をするとのことで僭越ながら担当をさせて頂きました。何となく期待を持たれている気がして「何かしてあげなきゃ・・・」という義務感のようなものがずっとありました。
 若かったんでしょうねぇ、プレッシャーより「よーし何かやってやるぞ!」という意気込みが強かったですね。当時は神前挙式場しかなく、披露宴最初の入場は紋付袴に色打掛けです。
 新郎が調理部の刺身担当だったことから、ふと頭に浮かんだのは、新郎自ら披露宴会場で銘々に切りたてのお造り(刺身)を振舞うことを考えました。料理長に相談したところ、最初は「あぁー!?」というイヤそうな顔をされましたが、最終的には料理長もアイデアを出す程、協力的にやってくれました。
 予めステージ上に用意しておいたまな板と包丁、乾杯後に司会者の「実は!・・・」というコメントでステージのカーテンオープン!ご列席者へのサプライズ演出です。威勢良く襷(たすき)掛けをした新郎は、まさに料理の鉄人?でした。
 小気味良く、次々と作られるマグロのお造りはサービススタッフの手からご列席のお客様へと運ばれました。列席のお客様は最初あっけに取られていましたが、笑顔に変わるのも束の間「早ヨ作れいやー!」と、会場は新郎が作る新鮮なお造りを待ち焦がれているようでした。
 担当している私としては「やったー!!」という満足感に溢れますよね。新郎も満足してくれたようで、やっと肩の荷が下りました。しかし「すべてのお客様に、そのお客様だけの、お客様ならではの演出」って、毎回産み出すのは難しいですよねぇ・・・、私の永遠なる課題です。

2005年01月07日

今では定番のカクテルウェディング、オリジナルカクテル ”発芽” の思い出

 餞心亭おゝ乃の営業マンは新しい物好きで、今では定番になりました「カクテルウェディング」も、県央地域では最初に打ち出しました。カップルと打ち合わせをするにも「まず自分がカクテルを知らなきゃ・・・(本当は人がいなかったため?)」と、元バーテンダーから手ほどきを受け、シェーカーの振り方を覚えました。
 カクテルで乾杯を望むカップルには「せっかくですからお二人のオリジナルカクテルを一緒に考案しましょうよ!」などと、オリジナルを考えたこともありました。当然、カクテル名はお二人から考えていただきましたが中でも面白かったのは「おゝ乃スタッフさん!カクテル名考えました。“決め酒”でお願いします!」。
 私は言葉を失いました。てっきり英文でのネーミングをなさるかと思いきや、コテコテの和文でしたので、型破り大好きの私も、さすがに却下させて頂きました。そして一週間後に考えてこられた名前は“発芽”。これもどうかと思いましたが、ご本人達は満面の笑みを浮かべ、自信ありげになさっていたので、「それで行きましょう!(汗)」とお答えし、ついにオリジナルカクテル“発芽”が誕生しました。意味は「今日がスタートの日。今やっと芽吹いた二人」でしたので「なるほどそれは良い!」と私も考え直し、カクテルメニュー表に命名の由来も印刷しました。
 とてもユニークなお二人で、当時新婦のお勤め先だった企業のマスコット人形に手作りで作られたタキシードとドレスを着せて、それをケーキのトップに飾られました。きっと出席された上司は喜んでおられたことでしょう。
 披露宴もお二人の個性が随所に出て、とても賑やかなうちにめでたくお開きとなり、私にとって印象深い披露宴、そしてお二人との短い期間ながらも楽しく、思い出に残る打ち合わせ期間でした。

2004年07月03日

ご長男をお婿さんに出されるお母様の気持ち。溢れるほどの想いが、結婚式当日も・・・

 ご長男をお婿さんに出される新郎家。
 ご予約後に新郎家に、ごあいさつに伺った時のことです。
 新郎のお母様は息子さんが、お婿さんに行かれるのを最後まで割り切れず、担当の私に「この子が兄弟の中で、一番手のかかった子で・・・、それだけに想い出もたくさんあるんですよね・・・」、「お父さんは、本人がその気なんだったら、それはそれでしょうがないだろって、割り切っているんですけど私にはどうしても・・・」とおっしゃっていました。
 そして、打合わせを重ね、いよいよ披露宴当日を迎えました。
 ところが新婦のお母様は最初から最後まで泣きっぱなし。
 披露宴入場後、媒酌人挨拶の際にも、「新郎のお母さんは声を上げて泣きじゃくっていらっしゃいました。
 その時は私も、「そんなに泣かなくても・・・」と思いながらも「私にとってはほんの数ヶ月のお付き合いでしかないけど、親御さんにとっては二十数年間大事に育てて来られ、楽しかった想い出、成長するにあたって親を困らせたような思い出、それもこれも全部肯定して良い思い出として、溢れるほどの思いが、お母様の中にはあるんだろうな・・・」って、感じることができました。
 自分も子を持つ親として共感までは出来てないにしても、込み上げるものが感じられました。このような仕事に携わっていますと、こんなシーンにいくつも出逢います。
 親の気持ち、子供の気持ちもそれぞれでしょうが、家族のありがたさや感謝の心をあらためて感じます。

(おゝ乃スタッフ)

2004年06月03日

自分を成長させてくれた、ある出来事。「タワーキャンドル」誕生のエピソード・・・。

 以前、ご自分たちの挙式の約2ヶ月前に、新婦さんのご友人が当館で挙式をされるということがありました。共通しているご友人もたくさん出席されますから、後からやる方は大変です。
 また、重なる時は重なるもので、両方とも担当は私、会場も同じ、おまけに司会まで同じです。とにかく、衣装や演出など、あらゆる部分でなるべく違うものをと当初から非常に気遣いをなさっていた新婦さんでした。
 演出のご相談で幾度となく当館に足を運ばれ「この演出をしたい」というご希望よりも「とにかく先にするご友人とは違うものをするしかない…」という考えで、大変悩まれていたご様子でした。
 そんなこんなで、あとは最終打ち合わせを待つのみというところ、電話があり「演出についてもう一度相談にのって欲しい」とのことでした。お話を聞くと「キャンドルサービス(メインキャンドルの形状)は、ああいう形のものしかないんでしょうかねぇ?」
 ということでしたが、ほかのものをご紹介しても納得のいかないご様子でした。
 私も何かないかと思案していたところ、大きさの違う円形の盤が3層に連なる機材が倉庫で眠っていることを思い出し、これを使って趣向の違うキャンドルサービスを提案することにしました(そうはいいつつ私自身不安でしょうがなかったのですが・・・)。
 考え抜いた末「暗い会場の中、キャンドルが移動する光景は幻想的で綺麗に見えるかなぁ」と思い、ご友人達からグラスに浮かぶキャンドルを末席から運び、円盤の上に積み重ねて頂く演出をお二人に提案しました。とかく初めておこなう演出は毎度のことながら心配でしたが、お二人はもとより、ご友人達からも「私達も参加することができて嬉しかった」というお言葉を頂き、私自身も非常に嬉しかった思いは今でも忘れません。
 これがタワーキャンドルの始まりでした。
 お客様のご要望に真摯にお応えすることで、新しいものが生まれ、そして喜んでいただける・・・。「お客様に育てていただいている」ということを実感した出来事でした。

(おゝ乃スタッフ)

2004年05月03日

「自信は大いに持ち、おごることなかれ」に気づいた、初体験づくしの結婚式・・・

 あれは、餞心亭おゝ乃にチャペルが出来た一年目のことです。中学校までアメリカで過ごした新婦さんの担当をさせていただきましたが、あらゆるものが初体験で非常に戸惑ったことがありました。
 たとえば、アメリカではウェディングドレスを当日まで新郎には絶対見せないのだそうです。日本では記念写真の前撮りが一般的で、最初は「新郎にドレスを見せずにどうやって前撮りするの?無理!」と考えてしまったり、「ダンススペースを設けるため、披露宴会場をU字型に配置して欲しい」、「カクテルウェディングの乾杯酒は、私(新婦さん)が8月生まれだから8月の誕生石、ペリドットの色(緑色)にして欲しい」、「キャンドルサービスはしなくていいけど、全テーブルを回りたい」…など、細かなご注文を頂きました。
 しかし、今から思うと全てが私の経験上で次に生かされています。
 実はチャペルの参列席もそれまでは祭壇に向かって平行に並べていたのですが、新婦さんの要望でアメリカであれば祭壇に向かって斜めに並べるとのこと・・・。その通りに並べ替えましたが、今だにそのままの形を保っています。
 前述した「全テーブルを回りたい」という要望に関しては、お二人に出される後出し料理を一品ごとに高砂席ではなくゲスト席にサーブし、お二人がその席で食事をしながら歓談する・・・。その時は「スタッフが大変!」と思いつつ、仕方なくやったことが、今では他のお客様に紹介すると「それはナイスアイディア」と言われ、同じ演出をすることもしばしばです。
 なんだかんだ言いながらも、新婦さんの企画した演出は、ご出席者に喜ばれるものが多かったようです。とかく演出は見せるものになりがちですが「本当の意味でご出席者とともに披露宴を楽しみたい」という気持ちが伝わったのでしょうね。
 私自身、その時初めて「慣れは怖い」と痛感させられました。やはり“初心忘れるべからず”「自信は大いに持ち、おごることなかれ」と座右の銘のようなものが備わりました。お二人に感謝!

(おゝ乃スタッフ)

2004年04月03日

趣向の違うスライド上映。「感動の嵐」と思いきや・・・、心温まる披露宴の話し。

 披露宴でよくスライドの上映を演出として行うカップルがいらっしゃいます。そう、新郎新婦の幼い頃から現在に至るまでの思い出のスナップ写真をスクリーンに上映するというものです。
 結婚式の打合わせを担当させてもらうようになって3年目、今までとは趣向の違うスライド上映を担当させて頂きました。お客様から「私たちから提案があるんだけど、おゝ乃スタッフさんから絶対却下されると思う・・・」って言われた時は、興味半分と、正直言って今までの経験からお客様が「やりたいという企画」は全体の進行を考えると、むしろやらないほうが良い・・・と思われるものばかりでしたので心配しました。
 話を伺うと、出席されている皆さんの写真を出来るだけ集め、それを上映したいとのことでした。それもただ上映するのではなく、当時流行っていた奥田民生と井上陽水の「ありがとう」を歌いながらの上映。そんな使い方をするのは私も初めてでしたし、少し心配もありました。
 しかし、「私たちから出席者の方々への感謝の気持ちを表したいんです!」と言われ、本当の意味での結婚披露宴を良くご理解されていることに感銘を受け、絶対成功させたいと思い、「是非やりましょう!」と私も答えました。
 30枚近くある写真を1曲の中にそれも均等に収めなければならないという条件があるので、いささか緊張もありましたが、オペレーターの社員もリハーサルを何度もこなし無事1曲に30枚の写真を収めることができました。
 結果は「感動の嵐!歓喜!・・・」と思いきや、お二人があまりお歌が上手ではなかったようで、感動よりも先に笑いの声が多く、ねらい通りにいったのかは疑問ですが、お二人の温かい人柄は出席者全員に伝わったご様子でした。
 私も心温まる披露宴を担当させて頂き、明日からへの活力になったことは言うまでもありません。

(おゝ乃スタッフ)

「おめでとう」と「ありがとう」の心を伝えたい。:新潟県三条市 結婚式場 餞心亭おゝ乃
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